日経新聞に珍しく良い社説が載った。民主主義がうまく機能してない、との危機感を訴えるベルギーの学者が書いた「選挙制を疑う」という本の邦訳が発売されたとのこと。そこに民主主義を立て直す方法として選挙制度をやめて、くじ引き制を提唱しているらしい。これはとても良いアイデアである。
そもそも、選挙に出たい人が政治を運営する能力があるとは限らないし、逆に国家をわがものとしてしまう傾向を持つ人がそのようになっている可能性も否定できない。むしろ、そう出ない人の中にも十分国政を任せられる高度な人材が多くいる可能性すらある。